今まで使ってたXperia Z3ちゃんがいい感じにポンコツになってきたので、スマホ買い換えました!
購入したのはHTCの格安スマホ「U11 life」。
中華系メーカーだからといって甘く見てはいけない。
安物買いの銭失い、安かろう悪かろうといった概念とはサヨナラできる良端末でしたので、レビューします!
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外観
外観はぶっちゃけ中華系メーカーのスマホなのでまったく期待していませんでした。
が、思いのほか良い感じにまとまっているんじゃないでしょうか?
いい部分悪い部分、まとめて見ていきましょう。
前面はよく見る感じのデザイン……でもない
前面はパッと見iPhoneにも見えるような見えないような、中華系メーカーによく見られるパチモン感オマージュ感がありました。
下部にはAndroidの象徴とも言えるホームボタン、戻るボタンとメニューボタンが配置されています。
Android端末は画面内にこの3ボタンが置かれていることが多いのですけど、ちょっと珍しいのがHTC-U11 lifeでは画面外に専用のタッチパネルとして設定されていて、完全に独立した領域になっているのは最近では珍しいなーと感じました。
画面内にある普通の端末に慣れていると、最初はちょっと戸惑うかもしれません。
普段は真っ暗だけど、タッチするとうっすら模様が浮かび上がってカッコイイです!
ホームボタンは指紋センサーと兼用になっていて、指紋認証を行う各種操作が自然な手の動きでできるのもいい感じですね。
背面は独特の雰囲気
U11 lifeの最大の特徴とも言えるのは、背面の塗装の美麗さです。
光学ナンチャラ技術とやらを駆使して、角度によって色味が変わって見える新感覚な外観をしています。
光学スペクトル・ハイブリッドカラーivって言うんだって!
独特すぎて写真でお伝えするのが難しいのですが、僕が選んだカラーバリエーション「アイスホワイト」では、貝殻の内側のように鮮やかな色彩をしていますよ!
- ブリリアントブラック
- サファイアブルー
- アイスホワイト
上位機種である【U11】ではガラスの背面パネルでしたが、U11 life では樹脂(アクリル)製になっています。
しかし特殊な塗装のおかげで安っぽさは感じませんし、一番心配だったキズも気になるレベルのものは付いていませんでした。
スマホは画面保護フィルムもケースも使わない派なので、これはありがたいです!
地味な点ですが、メーカーロゴが主張しすぎていない点もGoodですね。
中央やや上には16Mpxのメインカメラのレンズが鎮座していて、丸みを帯びた背面から1mmほど飛び出ているのがやや気になります。
カメラ性能をある程度以上にすると、これは仕方ないのかなー?
側面は少し気になるところも
側面は王道のスリープボタン、ボリュームボタンの配置のみでスッキリしている印象です。
上面にはSIMスロット/SDスロットのトレーが格納されていて、下面はスピーカー、マイクの穴とUSB type-Cの端子が備えられていました。
SIMカード | nano SIM |
SDカード | micro SD |
最近増えてきたUSB type-Cなのは見逃せないポイントです!
前面・背面は僕的には全然イケるのですが、側面だけはちょっと気になってしまう部分もあります。
というのもフレームがアルミやマグネシウムではなく、てっかてかのメッキ素材なんですよ。
iPhone Xもてっかてかですが、あちらさんはステンレス製フレームなのに対し、こちらは完全に樹脂素材。
メッキ自体は別にいいと思うんですけど、なんというか全面と背面がそこそこ良かっただけにチープさが目立ってしまっているような気がします。
もう少しテカり方が落ち着いていたら違っていたかも?
よーく見ると2色成形で作られているようで、ガッツリ傷つけたりとかしない限りはメッキ剥がれの心配は少なそう……。
そもそも5万円以下の端末なのでそこまで求められませんしね(笑)
使用感
実際に一ヶ月ほど使ってみて感じたあれこれをご紹介しますね!
生体認証は選択肢多い
今や画面ロックを使っていない人は希少種かと思いますが、PINやパスコードだと毎回ロック解除がめんどくさいですよね。
ロック解除をラクにするだけじゃなく、色々なアプリとも連動してログインなどにも使える生体認証はどんな感じか見てみましょう。
指紋認証の精度とスピード
ハイエンド機種は当然として、格安スマホでも最近は指紋認証(Apple風に言うとTouch ID)が当たり前のように搭載されるようになってきていますね。
そんな中U11 lifeも例に漏れず、指紋認証がしっかりと搭載されています。
指紋の登録は、設定でセンサーをペタペタ触るだけだよ。
スマホのスリープ状態からホームボタン兼指紋センサーを触ると認証を開始して、登録された指紋が確認できたらロック解除してくれます。
実際にロック解除までにかかる時間は、なんと体感で0.2~0.3秒ほど。
モンハンで例えると、回避性能+2をつけた状態のフレーム回避と同じくらいの待機時間。超速い!
これだけ速いと精度が心配になりますけど、登録していない指で触っても一瞬で弾かれたので、結構な精度で見てくれているようですね。
指紋認証が搭載されていた時代のiPhoneと比べても、正確でスピーディに認証してくれる優秀な子ですよ!
顔認証もストレスフリー
U11 lifeでは、iPhoneやXperia、Galaxyなど最先端のハイエンド機種に採用されていることが多い顔認証(Apple風に言うとFace ID)までも搭載されています。
こちらのスピードもなかなかのもので、スリープ解除して画面を見ると”いつの間にかロック解除されていた”ようなレベルで働いてくれます。
一体いつから————ロック解除されていないと錯覚していた?
残念ながら僕の周りに僕のそっくりさんはいなかったので、どの程度までの精度で認識してくれるかは謎です。
変顔はイケましたけど……(笑)
指紋認証だけでも十分すぎるほどに使い勝手がいいので、今は顔認証を使っていません。
とはいえ選択肢が多いというのは良いことですね。
指紋と顔のどちらにも対応できるのは、本当に格安スマホとは思えないスペック!
顔認証は、AppleのiPhone XS/XRのFaceIDと比較しても高速で認証してくれているように感じます。
FaceIDの弱点である「マスクなどをしていると認証できない」部分は共通ですので、「基本は顔認証、ダメだった時は指紋認証」のような使い方ができるU11 lifeはとても使い勝手がいいですよ。
カメラはきれいに撮れるのか
スペック上では背面カメラは16メガピクセルということで、最新のハイスペック端末と謙遜ない性能……にも見えますが、流石にそうはいかないようです。
そもそもシングルレンズのカメラですし、遠近の判別はそこまでうまくできないのかな?
正直なところ、僕はカメラにそこまで詳しくないので詳しくは語ることができないのですが、そんな素人目線で見てみると
- 撮った写真を拡大するとなんかモジャっとしてる
- Lightroomみたいに明るさを調節できるけど、操作がやりにくい(一度フォーカスさせてからスワイプ)
- 拡大しなくてもなんとなくモジャっとしてる(ような気がする)
こんな感じ。
最新のスマホは持っていないのでなんとも言えません。
明るさ調整は最新のiPhoneでも一度フォーカスさせる必要があったので、標準的な仕様のようです。
多分、画質に関して言えば中の中。
綺麗な写真が撮りたい!って方は、あんまり期待しないほうが良さげです。
SIMフリーの格安スマホなのにアレもコレも装備してる
おサイフケータイが使えるSIMフリースマホは実はかなり少ないんですが、U11 lifeはFeliCaが搭載されていて、ちゃんと使えます。
おサイフケータイはiPhoneにはない(SuicaとApplePayのみ可)、Android端末の大きなメリットですので押さえておきたいポイントですね。
それからこれもSIMフリースマホでは珍しいんですけど、まさかの防水・防塵までされてました……。
防水性能 | IPX7 |
防塵性能 | IP6X |
30分程度、水深1mくらいのところに沈めてても内部に浸水しないくらいの防水性があるようです。
ちょっと水の中に落としたとか、手を洗ってたらかかっちゃったとか、土砂降りの雨にさらされたとか、全部大丈夫な感じですね。
もしもの時にはかなり心強い!
バッテリーはどのくらい持つ?
スマホ選びでも結構なウェイトを占める”電池持ち”も、結論から言うとかなり良好です。
スペック表で見ると、あんまりバッテリー容量は大きくはないんですよ。
今どき3,000mAh以上なんて普通にありますでしょ?
でもU11 lifeはたったの2,600mAhしか積まれていないんです。
購入前は「最悪モバイルバッテリーあるからいいか」って諦め気味だったんですが、そこそこヘビーな使い方をしていても1日で半分くらいしか減ってないくらいには長持ちしてくれています。
モバイルバッテリー出番なし。
プロセッサが省電力なのと、プリインストールされているコンパニオン「HTC Sense Companion」がスマホの使用状況などから学習してバッテリー消費を最適化してくれる(謎の技術)のが効いているのかなーと思います。
とにかくスペック以上に長持ちしてくれていて大変助かってます!
さいごに
HTC U11 lifeは、低価格にして必要な機能は一通り網羅してくれている優等生スマホです。
SIMフリーであればキャリアにも縛られないため、MVNO利用者にも優しいですし、3キャリア以外でおサイフケータイや防水が欲しいとなると数少ない貴重な端末です。
MVNOについてはこちらの記事をご覧ください!
とにかく生体認証が気持ちよすぎて必要以上にロック→アンロックを繰り返してしまいますよ(笑)
地味に搭載AIの種類も多いので、使えば使うほどバッテリー持ちが改善されたりと、「イマドキ」な感じを低価格で味わうことのできる一台です。
ガラスや金属じゃないボディは以外と軽くて、女性が持っていても疲れにくいかも!
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