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NASを導入した目的
少し前に、知り合いが仕事で使用しているPCがランサムウェアに感染してしまい、大変なことになってしまいました。
コンピューター内のファイルなどを勝手に暗号化して使えなくし、復旧させるために金銭を要求してくるタイプのマルウェアです。
一度ランサムウェアによって暗号化されてしまったファイルは復旧がとても大変です。
コンピューターを丸ごとバックアップしておかないと万一の時に詰むなーと思ったのと、外付けHDDだと毎回繋ぐのめんどくさいなーと思ったのとで、NASを導入してみました。
導入したNAS
Time MachineでNASを使う設定
ここからはちょっと分かりにくいポイントなので、実際にNASにMacのバックアップを取れるようにするまでの手順を解説しますね。
この記事では、I-O DATAの販売している「LAN DISK HDL-TAシリーズ」での設定方法を解説しています。
他のシリーズや、他社のNASの場合は前半の設定が異なる場合があります。
LAN DISK側での設定
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まずはTime Machineでバックアップを保存するためのフォルダーを作成してあげる必要があるので、NASの管理画面を開きます。
新しい共有フォルダーの作成をクリックして、Time Machine用のフォルダーを作成しましょう。
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出てきたウィンドウでフォルダーの設定を行います。
フォルダー名は分かりやすく「Time Machine」とでも付けてあげましょう。
Apple Shareネットワーク共有をチェックすると出てくるTime Machine機能にチェックを入れ、OKをクリックしてフォルダーの作成を完了します。
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共有フォルダーの一覧に作成した「Time Machine」が表示されていますね。
ここから先はMac側の設定になります。
Mac側の設定
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システム環境設定からTime Machineを選択します。
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バックアップディスクを選択とありますので、これをクリックしましょう。
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バックアップ先として指定できるストレージがリストに出てきます。
先ほど作成したフォルダーが表示されてますので、選択してディスクを使用をクリックします。
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確認のダイアログが表示されるので、問題なければ接続をクリックします。
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フォルダーのアクセス権のあるユーザーを選び、接続をクリックすれば完了です。
あとはTime Machineにおまかせ
バックアップディスクの設定が無事に終了すると、あとはTime Machineが勝手に全部やってくれます。
しばらくすれば自動でバックアップが開始されるはずですよ!
さいごに
NASはネットワークドライブなので、電源とWi-Fiにさえ繋がっていればいつでもバックアップができます。
とても便利で簡単にリスクヘッジができるので、万一に備えておくといいかもしれませんね!