異常気象とも言われる連日の猛暑、未開の地グンマーこと群馬県では38℃超えなんて日常茶飯事。
赤城山より北側なら少しは涼しいと思い、沼田市の観光名所「吹割渓ならびに吹割瀑」に行ってきました。
避暑目的でしたが、ぶっちゃけ群馬南部と変わらずめちゃくちゃ暑かったです。
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景観
たくさん写真を撮って、色々な景色をご紹介したかったのですが。
あまりの猛暑にスマホが耐え切れず、システムが強制シャットダウンしました……。
タブレットもカメラが起動しなくなったね……。
かろうじて撮れた写真だけ掲載します。
滝
えっと、これだけ……?
うんゴメン、今度はカメラ持っていこう(猛省)
遊歩道
渓谷沿いに歩いていくと、そのまま国道側に戻る道と吊り橋(浮島橋、吹割橋の2つ)を渡って遊歩道へ行ける分岐が現れます。
遊歩道は勾配がそこそこあり足元も安定しないので、足腰の弱い方は無理せず引き返しましょう。
この辺でスマホが冷えて起動でき、写真撮影可能になりました。
遊歩道の入口
ちなみに普通に山道なので、当然ながら野生の生物が生息しています。
入り口付近の立て看板によると、こんな生物と出くわす危険があるようですよ。
- 熊
- 毒蛇
- ハチ
- イノシシ
ところどころに熊除けの鐘が設置してありますので、鳴らしながら進むようにしましょう。
道の傍らには句碑が並んでいます
この中に芭蕉の句碑があるらしいですが、普通に見落としました。
桟(かけはし)や 命をからむ つたかずら
芭蕉句碑 – 吹割瀑遊歩道
遊歩道には第一観瀑台から第三観瀑台まであり、高所から渓谷を一望できます。
時期が悪かったのか、木が生い茂っていてイマイチすっきり見えない感じ
遊歩道は全体的に木陰になっていて、暑さはかなりマシでした。
渓谷全域にモミジなどが群生していましたので、暑さも内場の秋ごろに行くとまた違った景観が楽しめそうです。
吹割渓および吹割瀑について
約900万年前の火山噴火に伴って発生した火砕流が冷え固まってできた溶結凝灰岩が、長い年月をかけて片品川に浸食されてできた地形が吹割渓です。
この岩石の割れ目を回り込んだ河水が3方向から流れ落ちる様子から、吹割の滝と呼ばれています。
また、世界に名だたるナイアガラの滝のようにも見えることから、「東洋のナイアガラ」と形容されました。
割れ目の幅は20メートルほどで、数十メートルにわたって溝が続いています。
滝の落差は7メートルにもなり、近くで見ると水しぶきも相まって圧倒されるような迫力がありました。
昭和11年12月16日、天然記念物及び名勝に指定されています。
浮島橋から見る吹割渓
吹割渓には浸食によってできた穴(甌穴)などが散見されるほか、なめらかな岩肌や連続した段差など、独特の景観を楽しむことができました。
吹割橋から見る吹割渓
竜宮の椀の伝説
「まんが日本昔ばなし」でも描かれた、竜宮の椀の伝説の元ネタがこの吹割の滝だそうです。
吹割の滝の滝つぼは昔から竜宮へ通ずるといわれていた。そして、村で祝儀などの振舞ごとがあるたびに、竜宮から膳椀を借りていた。必要になるとお願いの手紙を書いて滝に投げ込み、渦に巻き込まれて深い竜宮へと吸い込まれていき、前日には頼んだ数の膳椀が傍の岩の上にきちんと置かれていた。三日のうちにお礼の手紙をつけてもとの岩の上に置けばいつの間にか見えなくなり、竜宮へ返された。 ところがある年のこと、借りた膳椀を返すときに数を間違えて一組だけ返し忘れてしまった。竜宮では貸した膳椀が不足していることを知り、以後いくら丁寧に頼んでも借りられなくなってしまった。今でも、この膳椀は竜宮の椀とよばれ、大切に保存されている。
出典:沼田市HP – 吹割の滝 見所案内
この伝説に登場する竜宮の椀とされるお椀は、地元の名家で代々受け継がれているとのことですよ。
アクセス等
場所を地図で確認
所在地
〒378-0303
群馬県 沼田市 利根町 大字追貝
吹割渓ならびに吹割瀑
アクセス
関越道【沼田IC】から、国道120号線を日光方面へ道なりに約17km(25分程度)。
インターからはほぼ一本道なので、迷うことはないでしょう。
周辺駐車場
少し離れた場所に市営の無料駐車場と、周辺の土産物屋が貸出しています(有料の場所もあり)。
滝に一番近い駐車場を利用しましたが、料金は1日で500円でした。
周辺の観光スポット
国道120号線を沼田方面へ戻り、県道64号線を北に進むと、川場村の道の駅「道の駅川場田園プラザ」があります。
一面に広がる田園と連なる山々の景色を楽しめるほか、とてもおいしいグルメもたくさんありますので、ぜひ訪れてみてください!