CentOS8のサポート終了が発表され、CentOS Stream8へ移行するようにアナウンスされましたね。
これの移行作業が公式で紹介されていたのですが、公開当時と今ではちょっとした差異があります。
公開当時のコマンドは以下の通り。
# dnf install centos-release-stream
# dnf distro-sync
しかしこれは間違いで、distro-syncを叩いた瞬間にベースリポジトリがCentOS Linux8のままのキメラOSが誕生してしまいます。
というのも、リポジトリの置き換えをしてやるコマンドが抜けているのが原因です。
僕はこの状態で移行作業をしてしまい、キメラOSを抱える羽目になりました……。
現在は公式のドキュメントも修正され、正しいコマンドが提示されています。
# dnf install centos-release-stream
# dnf swap centos-{linux,stream}-repos
# dnf distro-sync
もしもキメラが誕生してしまったら、Streamのリポジトリをmirrorからインストールして手動で置き換えてやれば大丈夫という情報も見かけたのですが、復旧を試みていた時点でどのリポジトリも404になっていました。
仕方なく移行作業前の状態に復旧しましたが、これから移行する方はいまだに間違えたコマンドを掲載しているメディアも存在していますので、じゅうぶんにお気を付け下さい。