MHWの瘴気の谷は、過去作に登場した”あの古龍”の亡骸だった!

3 min

モンスターハンター:ワールド、みなさま楽しんでおられるでしょうか?

今作で新規に用意されたステージ・瘴気の谷。
地形をはじめて見た時に、「ん?」と感じた方も多いと思います。

この記事では、少し不思議な地形の瘴気の谷と、過去作に登場した”とある古龍”との関係を紹介します!

注意

この記事はストーリー中盤(瘴気の谷クリア程度)までのネタバレを含みます。
苦手な方はブラウザバックをお願いします!

瘴気の谷とは

モンスターハンター:ワールド(以下MHW)でストーリー中盤に登場するステージです。

陸珊瑚の台地の下層に位置し、生物の死骸や瘴気が満ちた暗ーい雰囲気で不気味なモンスターが多く生息する地でもあります。

いたる所に骨や屍肉、血液などがまき散らされていて、苦手な人にとっては本当に嫌なステージですね。

僕は苦手だからあまり行きたくないなぁ。

https://kojikalog.com/games/wp-content/uploads/sites/2/2019/09/D71FC413-FF34-4F08-BA12-14F08FA86BDA.jpeg

はるしか

https://kojikalog.com/games/wp-content/uploads/sites/2/2019/09/1BCEB933-D503-4695-B387-FB57116FA3C0.jpeg

よめねこ

私もちょっと気持ち悪くなるよ……。

瘴気の谷はかなり立体的な構造をしているのですが、上層と下層でずいぶん雰囲気が違うんですよね。

下層は本当に生々しくて気持ち悪いけど上層はそうでもなくて、まき散らされているのがサンゴの死骸や乾いた骨など、グロテスクさがいくらかマシになっているんです。

上層と下層の雰囲気の違い、単純に”そういう地形だから”で片付けちゃうこともできるんですが、その一言で終わらせるにはどうにも腑に落ちない部分が……。

この違和感は、生態マップを見てみると”ある気付き”に変わってきます。

谷の上層は一体の生物の死骸でできていた

瘴気の谷の生態マップを見てみましょう。

上層のマップ全体が、まるでサーキットのようにグルグルととぐろを描くように構成されているのを不思議に思いませんでしたか?

こんなの絶対に自然な「谷」なんかじゃないと思いますよね!

カメラをグルっと回してみると、道に沿って巡らされた背骨と肋骨が。

地形と骨格のオブジェから、ここは巨大な一体の生物の死骸でできていることが伺えます。
それも、とてつもなく巨大なヘビ型の生物の。

そう意識して改めてステージを探してみると、頭部と尻尾らしき部分が観察できました。

こちらが頭部と思われる場所。
画像では少しわかりづらいですが、先細りの三角形のような形をしていて、いかにもヘビっぽいです。

こちらは尻尾らしきオブジェ。
先端が枝分かれしている?

この頭と尻尾、どこかで見たような……。

https://kojikalog.com/games/wp-content/uploads/sites/2/2019/09/D71FC413-FF34-4F08-BA12-14F08FA86BDA.jpeg

はるしか

https://kojikalog.com/games/wp-content/uploads/sites/2/2019/09/1BCEB933-D503-4695-B387-FB57116FA3C0.jpeg

よめねこ

背骨とか頭の上に生えてるヤツ、千剣じゃない?

アッそれだ!これダラ・アマデュラだ!
そういえば尻尾も枝分かれしてた気がする!

https://kojikalog.com/games/wp-content/uploads/sites/2/2019/09/D71FC413-FF34-4F08-BA12-14F08FA86BDA.jpeg

はるしか

ダラ・アマデュラって?

ダラ・アマデュラはモンスターハンター4に初登場した超大型の古龍です。

通称”蛇王龍”。
全長が400mを軽く超える巨躯を誇り、頭部から背中にかけて扇状の巨大な鱗が体の前方に向かって伸びていて、その圧倒的な見た目から”千の剣”と形容されています。

この”千の剣”と呼ばれる扇刃が瘴気の谷のあちらこちらに散見されますね!

頭部の形もマップ構成も尻尾のオブジェも、ダラ・アマデュラと完全に一致しています。

MH4、MH4Gに登場したアマデュラと比べると大きさがかなり違うことがわかりますが、恐らく脱皮を繰り返し成長を続けて寿命を迎えたアマデュラは、このくらいのサイズにまでなるのでしょう。

そう考えるとMH4、MH4Gに登場した本種はまだまだ成長段階だったわけですね。
恐ろしい……。

世界観上の関わり

MHWのストーリーで語られる瘴気の谷とは、生物の死に場所でした。
つまり、谷のさらに上層にある陸珊瑚の台地で生命がはぐくまれ、命を終えたものは谷底へ堕ちて陸珊瑚の養分となる。

この連鎖がひとつの巨大な生態系をかたち作っていたんですね。

そして、この生態系の礎となったのがダラ・アマデュラの亡骸なのではないでしょうか?

受付嬢がおばさまと呼んだ1期団のフィールドマスターのセリフで、

「だけど不思議に思わないかい?
これほど巨大な生態系
一体どんなモンスターが養分となったんだろう」

とありました。

おそらく元々はごく普通の谷だったところに、寿命を迎えたダラ・アマデュラが自身の生体エネルギーを自然に還元するために訪れ、そのまま天寿を全うしたんでしょうね。

膨大なエネルギーをため込んだアマデュラの亡骸から新たな生命が芽生え、現在の形になったのでしょう。

ストーリーの本筋は、定期的に古龍が新大陸に向かうのはなぜか?という謎を解明するところにあります。

調査団がゾラ・マグダラオスを追ってたどり着いた瘴気の谷で、古龍が新大陸に向かう目的が”死に場所を探すため”だと分かりました。

これらを踏まえると瘴気の谷、陸珊瑚の台地の成り立ちがダラ・アマデュラにある説が有力と考えられますね。

さいごに

モンスターハンターシリーズには、過去作をプレイしている人向けに少しうれしい要素が盛り込まれていることがあります。

今作MHWでは、他にもいくつもそんな要素が詰め込まれていますが、物語の本筋・世界観設定にうまく絡ませて魅せる瘴気の谷とダラ・アマデュラの関係は、最高にワクワクする楽しみの一つになること間違いなしですね。

知れば知るほど奥が深いモンスターハンターの世界、細かく作りこまれた魅力の数々を今後も紹介していけたらと思います!

MHWネタの記事をもっと読む!

関連記事たち
はるしか

はるしか

ゲーム・漫画・クルマ・ガジェットなど多趣味な雑食系。
モノづくりが楽しくてプログラミングをポチポチしてたら本業エンジニアになってしまったASPの中の人。
動物占いは子鹿。
忘れっぽい自分へのメモ代わりの記事が多めです。

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です