高齢ドライバーのアクセルとブレーキ踏み間違い事故に続き、あおり運転ブームが巻き起こっていますね。
うちでも以前に格安ドライブレコーダーを導入したのですけど、前方だけしか録画できないのでは不安に思って、後方も撮影できるようにもう一台買おうかなーとか考えてました。
Amazonで色々探してたら一台で前後の録画に対応したいい感じのドラレコを見つけたので、即買いして実際に使ってみた感触をレビューします!
今回買ってみたヤツ
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VANBAR A900ドライブレコーダーの特徴
今回買ってみたドライブレコーダーは、VANBAR製。
聞きなれないメーカー名だけど、お察しの通り中華製品です。
なんだ、中華か、と侮ってはいけません。
このドラレコには国産の商品にない魅力的な特徴がたくさん詰まっています!
- バックミラーに取り付けるタイプである
- 前後の映像を一枚のSDカードに録画できる
- 前後いずれのカメラもSONY製で1080pの高画質
- GPSも付いているので様々な情報が表示できる
どれも当たり前にありそうだけど、これらを兼ね備えた国産製品は実はそこまで多くないのです。
国産であったとしてもめっちゃ高そう……。
そうだね。
このVANBAR A900ドライブレコーダーは流石中華製品なだけあって、すごくリーズナブルなんだ。
VANBAR A900はコストパフォーマンスがすごく良いです。
詳しい情報はAmazonの販売ページに任せておくとして、実際に取り付けて使ってみた感じをお伝えできればと思います!
VANBAR A900ドライブレコーダーの使用感
公式では超絶ハイスペックで良い部分ばかり書いてるけど、実際使うとガッカリするのが中華製品でしょ?
そんな疑念を抱きながらも「まぁ安いし人柱になったろ」くらいのノリで購入し、数日間使ってみて想像以上に良かった点とぶっちゃけガッカリした点をそれぞれザックリとレビューしていきます。
A900 ドライブレコーダーのイチオシポイント
まずは「これはなかなか」と感心した部分から紹介しますね。
バックミラーに取り付けられる
すでに何回も書いてますけど、このA900はバックミラーに直接取り付けるタイプのドラレコです。
ドライブレコーダーを取り付けたことがない方はピンと来ないかもしれませんが、一度でも吸盤タイプを取り付けた経験のある方ならきっと「夏場の暑い時期にクルマに乗り込んだら、ドライブレコーダーがはがれ落ちていた」現象に遭遇したことがあるのではないでしょうか?
でもこのVANBAR A900ならそんな心配ともサヨウナラです。
吸盤じゃなく、シリコンのバンドでガッチリとバックミラーに固定できることの快適さは素晴らしいの一言ですよ。
必要なものは全部入り
最近の中華製品はユーザーの利便性を考慮してくれているのか、痒いところに手が届くことが多いように感じます。
VANBAR A900でもそれはバッチリ感じ取ることができました。
開封した時の写真を何枚かご覧ください。
わかりにくいかもしれませんが、これは「配線を固定する金具」、それを「車体に貼り付けるための両面テープ」、そしてブルーの棒きれが「内装剥がしのツール」です。
そしてこれ。
東芝製のmicroSD。
容量は32GB、録画用なのでもちろんclass10の高性能なお品。
ここまではいいとして、一番びっくりしたのがコレ。
なんと「後方録画中」のステッカーまで付属していました。
中華フォントでちょっと違和感はあるものの、実用に支障のないステッカーが同梱されていたのは嬉しいですね。
色々と書いに行こうと思ってたアレコレは、全てこの商品の中で用意されていました。
これだけ充実したセット内容だと、これが格安製品だってことも忘れちゃいそうだね!
デジタルバックミラーとして使える
VANBAR A900は、後方の撮影にも対応しています。
そして、ドアミラーに取り付けたドライブレコーダー本体は、それ単体で「液晶タッチパネルを搭載したミラー」としても機能するようになっています。
当然、後方のカメラが記録している映像はリアルタイムで本体の液晶に映し出されるので、ドライブレコーダー自体をデジタルバックミラーとして使えることになりますね。
フレームレートこそ30fpsと控えめですが、1080pの高画質とほぼ遅延のない映像のおかげで、僕個人としては非常に使いやすいと感じました!
説明書を読まなくてもだいたいわかる
ミラーの表面をタッチするとメニューが表示され、各種設定や動画ファイルのロックなどを行えたり、画面を横にスワイプで前後カメラ映像の切り替えがスムーズに行えたりと、普段からスマートフォンやタブレットを操作しているような感覚で思い通りの操作ができるようになっています。
操作のレスポンスが悪いということもなくて、ディスプレイの表面も指ざわりなめらかで操作していて気持ちいいです。
操作パネルはアイコンで表示されていて、パッと見でそれが何を表しているか迷ってしまうこともなさそう。
全体的にちゃんと日本語に対応しているし、設定項目も比較的シンプルなので誰でも迷うことなく設定できるんじゃないでしょうか。
ディスプレイを直接触るものの、指紋でベタベタになる、というような事も今のところないから快適です!
A900 ドライブレコーダーのガッカリポイント
さて、良いところばかり紹介してきましたが、当然イマイチなポイントもあります。
ディスプレイとミラーの二重の写り込み
本体が液晶タッチパネルを内蔵したミラーであることが、仇となってしまう場面がありました。
「本来のミラーに映る風景」と、「ディスプレイで機械的に映される映像」が、二重になって見えてしまうのです。
これは構造上どうしようもないのかな。
いつもの感覚でクルマに乗り込んでミラーの位置を調節してしまうと、映り込みによって見づらいことこの上ない状態になってしまいますよ。
デジタルバックモニターを活かすなら、ミラーはできるだけ何も映り込まない角度にするのがオススメ!
後方カメラが若干暗め
もう一つのデメリットが、前方カメラに比べて後方カメラの方が若干暗めに感じる点でしょうか。
実用上問題のないレベルではありますが、同じレンズのはずなのになぁ……とちょっとだけ気になってしまうかもしれません。
取付けがちょっとだけ面倒くさい
前後にカメラを設置する必要があるので、取り付けがちょっとだけめんどくさいです。
前方カメラは本体と一体化しているので、ルームミラーに取付けてシガーソケットに差し込むだけで済むのですが、後方カメラは配線処理をしてあげないといけない場面もあるかと思います。
取り付けた時の記事を書きました
VANBAR A900は買い?
ちょっぴり中華クオリティな部分もありますが、トータルで見るとコスパは高めだと思います!
Amazonレビューでは映像が録画できない、後方カメラが映らないなどなど不具合の報告も見受けられますが、少なくとも僕の購入した個体では何も問題はありませんでした。
不具合のある場合もあるかもしれませんので、購入する場合は留意しておく必要があるかもしれませんね。
不良品が届いてしまったら、すぐにAmazonを通して販売元に連絡しましょう!